ニチハパミール屋根葺き替え

10年ちょっとで劣化して表面が剥がれたり、湿気がたまって乾かなくなるパミール。ここまで劣化してしまいますと、塗装では対応できません。オーナーにご説明し、予算を大幅に増やしていただき今回はガルバニウム鋼板の屋根に葺き替えます

施工不良なの？で本来開いていないといけない棟換気をきちんと開けました。室内の結露の原因でした。丸鋸で開けた瞬間、空気が一気に噴き出しました。高気密高断熱の住宅では、換気が一番のキモになりますが理解していないのか。残念です。

野地板を新たに張ります。１２ｍｍの構造用合板を増し貼りします。屋根材がガルバになりますと大幅に軽くなるので、その分補強の意味を込め増し張りをします。非常に効果的な補強方法です。

ルーフィングを張ります。ルーフィングは防水シートです。雨や湿気から屋根下地を守ります。

屋根材を張ります。通気の為に屋根の棟部分はスリットになっています。今回問題だった胸換気の部分です。通気が手を触れるとわかるくらい機能しています。よかった。

ガルバニウム鋼板の屋根が完成です。屋根材の下には通気層があり、コロニアルなどと比べると断熱性に富んでおり、室内の湿気（結露）もなくなります。夏涼しく冬場は暖かい屋根になります。コロニアルなどよりも軽いので、住宅にも良いとされています。しかも25年間塗装不要のメンテナンスフリーです。